花菱草の育て方(一例)
- 別名:カルフォルニアポピー
- 科名:ケシ科
- 原産地:北アメリカ西部
- 原産地の気候:夏は冷涼で冬の寒さはそれほど厳しくなく温暖。
- 年間降水量は比較的少ない。
- この地域原産の1年草を日本の一般平坦地でそだてる場合、
- 秋にタネをまき、翌年春に花を咲かせます。
- 寒さの厳しい地域では春まきの方が安心です。
- 栽培環境:日当たりと水はけの良い場所を好みます 。
- 弱耐寒性一年草
- 発芽適温:15~20℃前後
- 生育適温:10~25℃前後
- 利用方法:花壇、プランター、景観
タネまき~植えつけ
植え付け場所の準備
- 日当たりと水はけの良い場所を選ぶ
- 植え付けの2週間ほど前に苦土石灰又は有機石灰を
1㎡当たり100~200g程をすきこみ土とよく混和させます。
- 1週間程前に腐葉土や完熟堆肥を1㎡あたり3~4kg程度と、
ごく少量の緩効性肥料30g程度をすき込んでおく、
- 鉢やコンテナに植え付ける場合は市販の草花用培養土を利用すると良い。
種まき
種まき時期:9月~10月秋まき、寒さの厳しい地域では春まき
種まき方法
・育苗ポットにタネ蒔き培土を詰める(市販の培養土を使うと便利)
☆ぽいんと 培養土は湿らせておく
(手のひらでギュっと握りしめるとある程度は固まり、
そのかたまりを指先でつつくと簡単にほろりと崩れる位の湿り気を持った状態が良い。)
ビニールポットなどに八分目位まで培養土を入れる
土の表面に指の腹で3~4か所に等間隔で浅い凹みをつける
花菱草のタネ
凹みに4~5粒ずつタネをまく
タネが見えないように丁寧に土をかぶせます。
タネが細かいので覆土は2~3mm程度を目安に、
深くならないように注意します。
土とタネが密着するように、手のひらなどで上からおさえ土と馴染ませる。
タネまき当日は、霧吹きで表面を湿らせる程度とします。
翌日ジョウロなどでやさしく水やりします。
以降は土の表面が乾いてから水やりします
※必ずしも毎日やらなくても良い、水のやり過ぎによる過湿に注意。
発芽適温は20℃前後。
好適条件でタネまきから6日後位から芽が出てくる。
多湿に弱い為、鉢土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。
※鉢土の表面が乾くまでは水やりしません。
植え付け
本葉7~8枚の頃、20~30cm間隔で植え付けます。
※植え付けの際、根が傷むのを嫌うので根鉢をくずさないように注意します。
植え付け後の管理
水やり
- 多湿により根腐れを起こしやすく、乾燥気味に管理します。
- 地植えの場合は根付いてからの水やりは必要ありません。
- プランターなどで育てる場合は土の表面が乾いたらたっぷりと水やりします。
- 土が常に湿った状態で根腐れ起こしやすくなります。
追肥
基本的には追肥の必要はありません。
越冬
寒さには比較的強い方ですが、霜よけ、敷きわらなどがあればよりよい。
寒さの厳しい地域では春まきとします。
開花
秋まきの場合翌年4月頃から長期間楽しめます。
春まきの場合6・7月から
花弁は、日光に当たっている時は開き、日が陰ると閉じる性質があります。