おじぎ草の育て方(1例)
科名:マメ科
原産地:南アメリカ・ブラジル
栽培に適した環境:温暖な気候を好み、日当たりと水はけが良く、適度な湿り気のある場所が適しています。
不耐寒性1年草
(本来は多年草ですが、寒さに弱く日本の気候では冬越しは難しいため、一年草として扱われることがほとんどです。)
発芽適温:25~30℃
生育適温:15~30℃
利用方法:鉢植え・花壇
タネまき~植えつけ
発芽適温が25℃~30℃で、発芽には高い温度を必要とするため、十分に暖かくなってから種まきします。
種まき方法
一旦ポリポットなどにまいて育苗し、ある程度育った苗を植え付けて栽培する方法をご紹介します。
育苗ポットにタネ蒔き培土を詰める(市販の培養土を使うと便利)
☆ポイント 培養土は湿らせておく
◇しめり具合をチェック
培養土を手で握って。
・指の間から水が出てくる・・・水が多すぎます。
・手を開いた時、培養土がかるくかたまっている。・・・ちょうどよい。
・手を開いた時、培養土がかたまらない。・・・水が少ない。
ビニールポットなどに八分目位まで培養土を入れる
深さ5mm位のまき穴を3~4ヶ所あけタネをまきます。タネは1ヶ所に1~2粒ずつまき、穴のフチの土をつまみ寄せる要領で土をかけて上からおさえつけます。
(おじぎ草のタネ)
指でまき穴のフチの土をつまみ寄せて0.5cm位土をかぶせる。
☆タネを深くうめすぎないように。タネの大きさの2~3倍程度の深さ
土とタネが密着するように、上から軽くおさえつける
タネまき当日は、霧吹きで表面を濡らす程度とし、日陰に置く。
翌日ジョウロなどでやさしく水やりします。
以降は土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます
(水のやり過ぎによる過湿に注意)
発芽適温は25℃~30℃。25℃前後で管理すると10日ほどで発芽してくる。
発芽後は、日当たりの良い場所で過湿による根腐れに注意して管理します。
植えつけ
本葉2~3枚の頃、鉢やプランター、花壇に植え付ける。
日当たりを好みますので日当たりと水はけのよい場所で育てます。
注意点
おじぎ草にはトゲが生えています、苗の取扱いに注意します。
植え替えを嫌う為、根鉢は崩さないように注意します。
おじぎ草は横にも広がるため、5号鉢で1株、プランターや花壇に複数株植える場合は、株と株の間隔は30cm位を目安に植えつけます。
水やり
おじぎ草は適度な湿度を好みますが、与えすぎると根腐れを起こします。表面の土が乾いたら、たっぷりと水を与えます。
注意点
葉に水がかかると葉を閉じたリ開いたりする頻度が多くなり、株が弱ってしまうことがあるため、出来るだけ葉に水がかからないように注意しましょう。
暖かな気候を好むので夏に向かって気温が上がってくるとぐんぐん大きくなります。
タネまきから100日前後からピンクの花をつけ始めます。