栽培上の注意点
発芽適温が25℃以上と高いので、タネまきは十分暖かくなってから。
早くからまく場合は、高い温度を保てる環境が必要。
離接して植え付けても紅小玉は赤色、黄小玉は黄色の果実が収穫できる。
◎畑の準備
・タネまきの2週間前までに完熟堆肥を1㎡当たり約3kg。石灰(苦土石灰なら1㎡当たり約100g)を施し耕起する。
・10日ほど前に化成肥料(8-8-8なら1㎡当たり80gくらい)を施しよく混ぜながら耕起する
・幅250cm程のウネを作る
黒ポリマルチの利用は地温上昇、水分と肥料分の保持、雑草抑制等の効果が期待できる
◎タネまき
ポイント1 地温が低いと発芽が悪くなる。タネまきから発芽まで最低25℃以上の温度を保つ工夫が必要、タネまきから5~6日間が大事。タネまきは藤の花の満開以降。
○ポット育苗
・育苗箱に土を詰め、3~5cm間隔でタネを置く。
・人差し指の第一関節までタネを押し込む。
・土を被せて上から押さえ、タネと土を密着させる。
・たねまきの翌日水をやる。
・25℃以上の環境で管理 タネまきから5~7日で発芽。
・すぐに7.5~9cm(2.5~3号)ポリポットに移植
ここまでくれば最低気温15℃くらいの環境でも大丈夫
・本葉1枚展開頃に10.5~12cm(3.5~4号)ポリポットに移植
◎植え付け
本葉3~4枚位で植え付け
◎摘芯
本葉7~8枚の頃、親づるの先端を摘芯し、子づるの伸長を促す。
スイカの雌花は子づるや孫づるにつきやすい
◎除草
ツルがのびる前に除草、つるが伸びてからはつるを傷めてしまうので除草できない
◎追肥
果実がテニスボール位になった頃8-8-8の化成肥料を1㎡当たり約30g施す
◎収穫
ツルが黄ばんでスイカの表面につやが出て来たら収穫時、果実を軽くたたくと若い果実に比べ少し鈍い音がする。
♠プランター栽培
◎準備するもの
栽培容器(ここでは 約64cm×34cm、深さ約23cm、容量約50リットルの大型プランターを使用します )
培養土(市販のプランター用培養土を使うと便利)
◎植え付け
本葉3~4枚位で植え付け
◎摘芯
本葉7~8枚の頃、親づるの先端を摘芯し、子づるの伸長を促す。
◎人工授粉
プランター栽培では花の数が少ない為、人工授粉を行い、確実に実を付ける。
◎追肥
果実がテニスボール位になった頃8-8-8の化成肥料を約10g施す。
◎収穫
開花後、35~40日が収穫時期の目安