栽培上の注意点
カクテル84EX、おひさまコーン同時に一緒に植えると花粉が交雑する可能性があります。
交雑した場合カクテル84EXは白粒の割合が少なくなり、おひさまコーンは見た目には、それほど大きな影響は受けません。
離れた場所で栽培する。まき時をずらす。人工授粉するなど、出来るだけ交雑しないように注意して下さい。
◎畑の準備
日あたりの良い場所が良い
タネまきの2週間ほど前に石灰(苦土石灰なら1㎡当たり100~150g)を施し耕起する
10日ほど前に完熟堆肥を1㎡当たり2~3kgと化成肥料(8-8-8なら1㎡当たり130gくらい)
を施し耕起する
巾70~80cmのウネを作る。※排水が良くない畑ではウネを高くする。
黒マルチなどポリマルチの利用は地温上昇や水分と肥料分の保持、雑草抑制等の効果が期待できる。
◎タネまき
ポイント1 地温が14℃以下では発芽が悪くなる。露地直まき栽培でのタネまきは藤の花の開花を待って。
藤の花の開花頃から2か月間位が露地直まき栽培でのタネまき適期となります。
ポイント2 花粉の交雑の可能性を軽減する為まく時期をずらします。
カクテル84EXを先にまく、7~10日後におひさまコーン7をまく。
株間約30cm、条間約45~50cmの2条まきとします。
まく位置に2~3粒のタネを2cm位離して置く
深さ2~3cm(人差し指の第一関節くらい)までタネを押し込む
土をかぶせて、タネと土が密着するように押さえる
適期のタネまきで発芽まで5~7日
とうもろこしの芽
◎間引き
不発芽で欠株がある場合、本葉2枚位までの若いうちに発芽が揃っている所から根を傷めないように掘り上げ補植する。
本葉が3~4枚頃1ヶ所1本に間引く、間引きは残す株の根を傷めないように
◎追肥
1回目2回目とも 8-8-8の化成肥料で1㎡当たり約50g施す
◎人工授粉
ポイント3 花粉の交雑の可能性を軽減する為、人工授粉を行います。
雄穂を切り取り、雌花(絹糸)をたたくようにして花粉を付け受粉させる。
ポイント4 トウモロコシは同じ株の花粉では受粉しにくい為、隣の株の花粉を順繰りにつけて行く
◎収穫
開花受粉後20~25日頃が適期、絹糸が褐色に変わった頃、先端をむいて実の入り具合を確認し収穫する。