西洋芝 Jターフ2 の育て方
特徴
・3種類の芝生の種が混合されており、年中グリーンが期待できる。
(クリーピングレッドフェスク、ケンタッキーブルーグラス、ペレニアルライグラスの各改良種を配合)
・発芽適温:15~25℃。
厳寒期(12~2月)と盛夏期(7~8月)を除けばいつでもまけます。
・生育適温:5~25℃
・播種適期
北海道、冷涼地: 4月~8月
中間・暖地 : 3月~6月,9月~11月
・播種量
1袋(70ml)で約0.5㎡(だいたい70cm×70cm)程度まけます。
種まきの準備
まく前に土を深さ20cm前後に耕し雑草や小石を取り除いて地面を平らにならしておきます。
水はけの悪い場所は砂やピートモスなどを混合するなどして水はけの改善を図ります。
種まき方法
タネの量の5倍位の砂と均一に混ぜ合わせます。(増量することで均一にまきやすくなります)
混ぜ合わせたものを3等分し、
タテ・ヨコ・ナナメと3方向にまくことでまきムラが少なくなります。
3分の1量をヨコ方向にまく
3分の1量をタテ方向にまく
最後の3分の1量はナナメ方向からまく
タネが隠れる程度に薄く土をかぶせる
スニーカーなどの底が平らな靴で踏みつけて鎮圧します。
タネが流れないように注意して水をやりますが
土が湿っている状態のときは水やりしません、表面が乾いてから水やりします。
1~2週間で発芽が揃ってきます。
芝生の管理
綺麗な芝生に育てるコツは、水やり、芝刈り、施肥等の管理作業をこまめに行うこと。
刈り込み
草丈が6~7cmになったら、1回目の刈り込みを行います。
1回目は草丈5cm程度に葉先を刈りそろえます。
1回目の刈込から1~2週間くらい後に2回目の刈込を行います。
2回目は草丈3~4cm程に刈り込みます。
以降、草丈が5cm程に育ったら刈り込みを行い、草丈3cm前後の高さを維持します。
刈り込みの頻度は季節によっても異なります。芝草の生育の盛んな春~初夏・初秋は刈り込み回数も多くなり、生育が遅い時期は刈り込み回数も少なくなります。
芝草を伸ばしすぎてしまっても一気に低く刈り込む事のないように注意して下さい。
1回で一気に低く刈り込むと、芝草の成長点のある茎の部分まで一緒に切り落としてしまう事があります。
生長点を失って茎ばかりになった芝草は衰弱してしまうので、美しい芝生が維持できなくなってしまいます。
伸びすぎてしまった場合は、一気に低く刈り込むのではなく、少しずつ低く刈り込み時間をかけて徐々に低くして目標の草丈にしましょう。
一度に刈り込める限界の目安として、 その芝生全体の長さに対して地面から3分の2の長さを残し、上から3分の1までを刈り取るようにします。
1回目
2回目の刈り込み
3回目の刈り込み
刈取り残渣は芝生上に放置することなく、出来るだけ集めて外に持ち出し処分します。
追肥
肥料は、チッソ:リン酸:カリ=10:10:10のものを、春と秋の生長が盛んな時期に、月に1回、年間で5~6回、1㎡あたり30g程度を施します。施肥した後は、直ちに十分に水やりをします。
水やり
梅雨明けから真夏には雨が少なく、暑さも加わるので水不足になりやすく、水やりが欠かせません。
水やりは、芝生の状態や土壌の乾き具合をみた上で、日中を避け、気温が上昇する前の早朝に行うのが理想。
気温が上がった時間帯に水やりをすると、芝生が蒸れてしまうので注意しましょう。