朝顔の育て方
- 科名:ヒルガオ科 イポメア属
- 原産地:アジア アメリカの熱帯地方
- 原産地の気候区分 熱帯気候: 年間を通して気温が高く、降水量も多い。
この地域の植物は寒さに弱い為、戸外での栽培は十分暖かくなってから行います。
- 栽培環境:日当たりと風通しのよい場所を好む。暑さには強いが寒さには弱い、
- 不耐寒性一年草
- 発芽適温:25℃前後
- 生育適温:20~30℃前後
- 利用方法:鉢植え、コンテナ、棚仕立て
タネまき~植えつけ
種まき方法
朝顔の種子は吸水しにくい硬実種子なので、
種皮に傷をつけてからまくと発芽しやすくなります。
・タネに傷を付ける
へその部分を傷つけないように注意して下さい。
ヘソ以外の所であれば、どの箇所に傷をつけても差し支えありません。
爪切りのヤスリの部分を利用すると比較的簡単に安全に傷をつけることが出来ます。
傷つけ処理完了。
茶褐色の表面皮が削り取られ、白い部分が見られるようになれば十分です。削りすぎに注意して下さい
傷つけた種は水に浸ける必要はありません、そのまま蒔いて下さい。
・タネまき
育苗ポットにタネ蒔き培土を詰める(市販の培養土を使うと便利)
☆ぽいんと 培養土は湿らせておく
(手のひらでギュっと握りしめるとある程度は固まり、
そのかたまりを指先でつつくと簡単にほろりと崩れる位の湿り気を持った状態が良い。)
ビニールポットなどに八分目位まで培養土を入れる
土の表面に2~3粒ずつ等間隔でタネを置く
第一関節の半分くらいの深さまでタネを土に押し込む
まき穴のフチの土をつまむように土をかぶせる
この要領で理想的な1cm位の深さでタネをまく事が出来ます
土とタネが密着するように、手のひらなどで上から軽くおさえつける
タネまき当日は、霧吹きで表面を濡らす程度とし、日陰に置く。
翌日ジョウロなどでやさしく水やりします。
(水のやり過ぎによる過湿に注意)
種まき後の管理
発芽温度は20~30度
25℃以上が望ましいのでビニールで覆うなどして、高い温度で短期間に発芽させるのがコツ。
低い温度で発芽までの期間が長くかかってしまう場合はタネが腐敗してしまい発芽しないことがあります。
水は与えすぎないように注意して下さい。
水やりを習慣化せず土の表面が乾いたら適当量あたえるのがコツ。
適温で管理すれば8~10日程で発芽してきます。
発芽後子葉が十分に開いた頃、1本ずつに分けて別のポットに植え替えます。
鉢に根が回り本葉が3~4枚になったころ植えつけます。
大型のプランターでは2~3本植え、地植えでは株間40~50cm、
鉢植えのあんどん仕立ての場合は5号鉢(直径15cm)以上の鉢に1株植えます。
植え付けの1週間程前に腐葉土や完熟堆肥と、
1㎡あたり30~50g程度の緩効性肥料をすき込んでおく。
鉢やコンテナに植え付ける場合は市販の草花用培養土を利用すると良い。
肥料分(特に窒素分)が多すぎると葉や蔓ばかりが繁って花のつきが悪い事があります。
肥料は元肥で一度に与えてしまうよりも、葉の色や生長の具合を見ながら
追肥を施すほうが栽培しやすいと思います。
気温が上がって来ると、生長がどんどん進みます、支柱やネットは早めに準備しましょう。