ポンポン百日草の育て方
別名:ジニア
 
科名:キク科
 
原産地:メキシコ
 
原産地の気候区分 温帯夏雨気候: 比較的暖かい温帯、夏と冬の温度差が大きく、夏は雨が多いが冬は比較的少ない。この地域原産の植物は日本でも育てやすいものが多い。
 
栽培環境:日当たりと水はけのよい環境を好みます
 
不耐寒性一年草
 
夏の暑さに強く丈夫でつくりやすい
 
発芽適温:20~25℃前後
 
生育適温:15~30℃前後
 
利用方法:花壇、切り花、コンテナ栽培
 
タネまき~植えつけ
 
植え付けの2週間以上前に苦土石灰を1㎡あたり100g程度施しすき込む。1週間程前に腐葉土や完熟堆肥を1㎡あたり2~3kg程度と、1㎡あたり30~50g程度の緩効性肥料をすき込んでおく、鉢やコンテナに植え付ける場合は市販の草花用培養土を利用すると良い。
 
種まき方法
 
 タネが大きいので、花壇などに直接まく事もできますが、ここでは一旦ポリポットなどにまいて育苗し、ある程度育った苗を花壇などに植え付ける方法をご紹介します。
 
育苗ポットにタネ蒔き培土を詰める(市販の培養土を使うと便利)
 
☆ぽいんと 培養土は湿らせておく
 
(手のひらでギュっと握りしめるとある程度は固まり、そのかたまりを指先でつつくと簡単にほろりと崩れる位の湿り気を持った状態が良い。)
 

 

 

 
ビニールポットなどに八分目位まで培養土を入れる
 

 
土の表面に指で深さ0.5~1cm程(第一関節の半分弱くらい)の窪みを4か所等間隔につける
 

 


 
(ポンポン百日草のタネ)
 
窪みに1~2粒ずつタネをまく
 

 
まき穴のフチの土をつまむような要領で、窪みに土を寄せ、タネが隠れるように5mmほどの土をかぶせる
 

 
土とタネが密着するように、手のひらなどで上から軽くおさえつける
 

 
タネまき当日は、霧吹きで表面を濡らす程度とし、日陰に置く。
 

 
翌日ジョウロなどでやさしく水やりします。(水のやり過ぎによる過湿に注意)
 

 
発芽適温は25℃前後。1週間程で発芽してくる
 

 
発芽後は日当たりと風通しよい場所で育てます。
 
本葉がのぞいたら1~2株に分けて別の鉢に植え替えます
 

 
(植え替え時の苗)
 
日あたりと風通しの良いところで水をやり過ぎないように注意して管理し、タネまきからおよそ1ヶ月後、本葉が3~4枚に育った頃花壇やコンテナに植え付ける
 

 
温度の上昇と共にぐんぐん育つ
 

 
(植え付けから2週間)
 
タネまきから50日前後。この頃から花が咲き始める。
 

 
花は長期間次々と咲き続けるので、肥料が不足しないように定期的に追肥を施します。
 

 
極端な乾燥や日照不足、肥料不足などにより、株の勢いが弱くなると花弁が少なくなったり、花が小さくなったりする事がたびたびあります。このような場合、咲き終った花を切り取り処分します。追肥を施し、水を充分与えるなどして樹勢の回復を図ります。
 
※花を切り取る時に花の付いている枝の枝元から2~3節残して切り取ると、やがて新しい枝が伸びてきて花を着けます。