しば部長の菜園作り豆知識
ミニサラダ人参(ピッコロ)の栽培

●人参のふるさと
 人参の原産地は中央アジア、アフガニスタンあたりと考えられています。ここから東回りで中国を経て江戸時代初期に日本に渡来したとされています。東洋系の長にんじんがその頃もたらされた品種です。また、反対にヨーロッパ経由で江戸後期から明治初期に伝来したと言われている短根にんじんは西洋系にんじんと呼ばれるようになりました。
 にんじんは水はけの良い土地を好み、酸性土壌では上手く育たないと言うのも、原産地の環境を想像すればうなずけます。育ててみましょう にんじんはβ-カロテン、ミネラル、食物繊維などを豊富に含む緑黄色野菜の代表格。そんなにんじんの中でも、作りやすいサラダにんじんを育ててみましょう。


●ミニサラダ人参(ピッコロ)の栽培
★蒔きどき
 にんじんの発芽に適した温度は15~25℃。露地栽培でムリなく種まきできる時期の目安はフジの花が咲く頃。この頃がちょうど15℃位です。


★畑の準備
 たねまきの2週間ほど前に、1㎡当たり牛糞、バーク等の完熟堆肥を2~3kg、カキ殻石灰200g位をすき込んで、土を深めに耕して、巾 約60cm、高さ 約15cmのウネを立てます。


★種まき
 たねまき前日に、うねに水をたっぷりと施しておきます。条間30cm位で、5mmくらいの深さのまき溝を2本つけ、タネが重ならない程度に少し多めにまきつけます。

土を指でつまむ要領で極薄く土を被せます。
(土を厚くかぶせすぎると発芽が悪くなります。)



 土を被せた後、タネと土が密着するように手のひらでたたいて鎮圧します。(土とタネが密着する事により土に含まれる水分がタネに移行し易くなり発芽が促されます。)タネが流れてしまわないように注意しながら水をたっぷりかけます。
 発芽まで土が乾き過ぎないように注意し適宜水やりします。
 乾燥を防ぐ目的と、雨などによるタネの流失を防ぐ目的でうねを敷ワラや不織布で覆って置くのも一つの方法です。(発芽したらただちに取り除きます)



★種まきから9日目、芽が出ました。


★種まきから20日目
 本葉2~3枚頃が第一回目の間引き適期となります。間引きは一回で終わらせずににんじんの成長に合わせて2~3回に分けて行ないます。




★種まきから40日目
 にんじんは初期の生育が比較的遅い為、草に負けないようにこまめに草を取り除きます。
 本葉10枚程度の頃、株間5cmくらいに間引きしました。間引いたにんじんはかき揚げなどにして美味しく食べる事ができます。(にんじんの葉にはミネラルやビタミンCが根より多く含まれています。)
 あと、30日後くらいから収穫できると思います。大きく育ったものから収穫して行きます。


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